【大学編入】編入試験に向けた学習計画「過去問のススメ」

編入試験を目指している人で

いつから勉強すればいいの?

どの時期にどんな勉強をしていたの?

今からでもまだ間に合うの?

と不安な方もいるでしょう。

この記事でそのような漠然とした不安を解消できたらと思います。

この記事を書いている僕は大学に通いながら完全独学で神戸大学編入しました。

勉強のイラスト「テスト勉強・男の子」

いつどんな勉強をしていたの?

編入試験は一般的な大学入試と違って8月に行われます。
なので3年次に編入するには2年の夏にはもう全ての勉強を終えていなくてはなりません。

僕は前の大学に入学した時から編入の制度は知っており、大学1年の6月頃から編入を考え始めました。
それから少しずつ編入の勉強を始めたのですが、本格的に受験勉強を始めたのは1年生の11月ごろからです。

11月.12月(準備期)

いきなり受験勉強に取りかかるのはNGです。まずは受験勉強のゴールを決めましょう。
そのために過去問分析です!

ゴールを決めなければ途中で何を勉強すれば良いのか分からなくなり挫折してしまう確率が上がってしまうからです。

ゴールを決めずに勉強を始めると、頑張って勉強してもいざ過去問を解いてみるとあれ?解けない・・・あれだけ頑張ったのに・・・
ということになりがちです。

神戸大学工学部を例に出すと、とりあえず神戸大学のホームページに公開されている3年分の過去問から出題形式どの分野が出題されているか確認してみましょう。
これが分かるとゴールが明確になるのでしなくて良い勉強を省くことができ、効率的に勉強を進められます。

分析の方法ですが、数学を例にとると、出題形式は大問が4つで制限時間は90分(制限時間は募集要項から見られます)。そして大問1・2は行列、3・4は微積(3は級数も出題あり)がよく出題されていることがわかります。

なので参考書のその分野だけやれば良いということがわかります。

たまに過去問は過去に出た問題であって同じ問題は出ないのだからやる必要はないという人がいますが、それは間違いです。
確かに全く同じ問題は出ませんが、出題者が受験生に問いたい本質的な部分は変わらないので、違う問題が出ているように見えても本当は同じ問題が形を変えて出ているだけなのです。

受験を考えている人はまず過去問を集めましょう。
編入試験は過去問に始まり、過去問に終わるのです。

使う参考書は試験に出る範囲が網羅してあって自分に合っているものならなんでも良いのですが、勉強する範囲は絞ったほうが勉強しやすいですし、過去問も少しずつ解けるようになるのでモチベーションも維持しやすいです。

僕が使っていた参考書はこちらにまとめています。↓

編入学おすすめ参考書10選 〜僕はこの本で合格しました〜

1〜3月(基礎力養成期)

大学ではテストがあり思うように勉強が進みませんが、
冬休みに入ってしまえばまとまった時間が作れます。

この時期に僕は公開されている過去3年分の過去問では物足りず、中央ゼミナールから15年分の過去問を取り寄せました。

そして物理と数学を解き始めたのですが、数学が思うように解けず苦しみました。そして過去問で解けない問題は徹底して解き直しました。

英語は主に過去問と長文読解演習で読解力を高めつつ、文法書で大問2の対策をしていました。

4〜6月(応用力養成期)

新年度になり新入生を迎えまわりが浮かれて行きますが、もう試験まであと3か月程度です。

基礎問題がおおよそ終わっていればかなり順調です。

が、そんな人は多くないでしょう。

しかしそれでも入試レベルの問題に手をつけてみてください。

全く解けなくても構いません。まだ間に合います。
解けなかった問題の基礎事項から復習しましょう。

一番最悪なのは過去問を入試直前に解いてみて解けないことです。
こうなれば修正の時間もないので、もうどうしようもありません。

7〜8月(直前期)

もう新しい応用問題に手を出すのはやめましょう。復習に徹するべきです。

参考書の応用問題が最後まで終わっていない、解き直したい応用問題が残っている・・・
などうまく終わらなかった問題も多数あるかもしれませんが、

良いんです!捨てましょう!!

応用問題が解ける自分はかっこいいし、解けると快感です。
しかし今勉強するのは受験に合格するためです。
応用問題が解けるようになるとか、参考書を全部こなすとかは全て手段であって目的は合格することです。

なのでこの時期は本番のミスを減らすことに力を注ぐべきです。

基礎事項を徹底的に復習しましょう。

どの時期にどの教材を使っていたかまとめてみました

  英語 数学 物理 スケッチ 小論文
11〜12月 長文精講、(過去問) 徹底研究、(過去問) 大学1・2年生のためのすぐ分かる物理、(過去問)    

1~3月

長文精講 徹底研究 大学1・2年生のためのすぐ分かる物理、過去問    
4〜6月 過去問、長文精講 過去問、徹底研究、(過去問特訓) 過去問 過去問  
7〜8月 過去問 過去問 過去問 過去問 過去問

どうやって時間を作っていたの?

僕は前の大学では部活に入っていたのですが、試験勉強を本格的にしなければならない時期になり辞めました。

要領の良い人なら続けながらでも勉強できるかも知れませんが僕は要領がいい方では無かったのでやめました。
友達はサークルの活動に参加しながら編入合格していたので決して不可能ではないと思います。

 

しかし何よりも僕は序盤の過去問分析が一番の時間の節約になると思っています。

繰り返しになるのですが、序盤に過去問分析を済ませておくと、やらなければいけない範囲が分かり出ない範囲を勉強せずに済み、出る範囲に時間を割くことができます。

また勉強範囲が分かっているので、どの教科にどのくらいの時間をかけるのかという見通しも立てやすくなり、そこから逆算して今すべきことが見えてきます。
すると今から受験までにすべきことが明確になり、勉強計画も立てやすくなります。

 

さらに僕はスキマ時間に単語を覚え、徹底して無駄な時間を作らないようにしていました。

まとめ

今から受験勉強を始める人も、ある程度受験勉強が進んでいるけど自分の勉強に自信がない人も一度過去問から自分が何を勉強すべきか見つめ直してみてはどうでしょうか?